| 章 | タイトル |
| 序章 | 2026年2月28日に何が起きたか |
| 第1章 | 核交渉から軍事行動に至る経緯と正当化の構造 |
| 第2章 | 過去の限定報復が最高指導者暗殺への踏み切りを可能にした経緯 |
| 第3章 | ベネズエラからイランへの58日間の戦力再配置 |
| 第4章 | ペルシャ語一次ソースが示す暗殺後の権力構造 |
| 第5章 | 5名同時殺害の軍事的意味と後継配置の実態 |
| 第6章 | 暗殺を可能にした諜報プロセスの6段階評価 |
| 第7章 | イラン軍事能力の残存を管区別・ドメイン別に定量化する |
| 第8章 | イラン政府予算の実数から戦時の財政持続可能性を検証する |
| 第9章 | ホルムズ以外のイランの全アクセスルートを実数で検証する |
| 第10章 | CIAの事前評価と「壊した後」の5つのシナリオ |
| 終章 | この攻撃は何を設計し、何を達成し、何を達成していないか |
- 第7章 イラン軍事能力の残存を管区別・ドメイン別に定量化する── イランの軍事能力を、工学的に再構成する
第7章 イラン軍事能力の残存を管区別・ドメイン別に定量化する── イランの軍事能力を、工学的に再構成する
1. 「大幅劣化」は分析ではない── 数字で語る必要性
「イランの防空は大幅に劣化した」──この表現は、攻撃開始から数日以内に世界中のメディアで繰り返された。UPIは「severely degraded」と書き[7-01]、ISW/CTPは「局地的な航空優勢(local air superiority)」が達成されたと分析した[7-02]。しかし「大幅劣化」とは、具体的に何%の劣化なのか。どの管区が壊れ、どの管区が残っているのか。ミサイルの「在庫」と「発射能力」のどちらが落ちたのか。
本章は、イランの軍事能力の残存を3つの層で再構成する。第一にPADAJA(イラン防空軍)の管区構造を分解し、管区別の「健全度指数」をスコアリングで算出する。第二にIRGC-ASF(航空宇宙軍)の弾道ミサイル施設を基地単位で台帳化する。第三にドメイン別(ミサイル/UAV/防空/海軍/C2/空軍)の残存戦力を点推定+レンジで評価する。すべての数字は「確認できた範囲の下限(Minimum)」として提示する。
2. PADAJA管区構造── 防空の「箱」を理解する
イランの防空は、カタム・アル=アンビヤ防空司令部(PADAJA)の下に、9つの地域司令部(SOC=Sector Operations Center)で地理的に区分されている。各地域が旅団規模相当の防空グループとレーダーサイトを管轄する[7-03]。この管区構造を知らなければ、「どこが壊れたか」を語ることはできない。
表7-1:PADAJA 9管区の構造
| 管区 | 司令部 | カバー範囲と特記事項 |
| Northern Region | Tehran | テヘラン、アルボルズ、マザンダラン。首都圏防空の中核。政治・軍事中枢の直接防護を担う。 |
| Central Region | Isfahan | イスファハーン、コム、マルキャズィ。核関連施設(ナタンズ、フォルドゥ)の防護が主任務。2025/6に最も集中的に攻撃された管区。 |
| Northwest Region | Tabriz | 東西アゼルバイジャン、アルダビール、ザンジャン。対トルコ・アゼルバイジャン正面。Amand弾道ミサイル基地の防護を含む。 |
| Western Region | Hamedan | ハマダーン、ケルマーンシャー、イーラーム、ロレスターン。対イラク正面。Bakhtaran地下ミサイル基地の防護。2026/2に集中攻撃。 |
| Southwest Region | (不明) | フーゼスターン他。石油インフラ地帯。本調査では防空固有の被打撃を未確認。 |
| Southern Region | Bandar Bushehr | ブーシェフル、シーラーズ。カーグ島原油積出の防護。電子施設(レーダー製造)への攻撃を確認。 |
| Southeast Region | Bandar Abbas | ホルモズガーン他。ホルムズ海峡の直接防護。Kish島レーダーへの攻撃を確認。 |
| Eastern Region | Birjand | 南ホラーサーン他。深部。2026/3にZahedanで機動レーダー破壊を確認。 |
| Northeast Region | Mashhad | ラザヴィ・ホラーサーン他。2025/6にMashhad基地関連打撃を確認。 |
出典:IFMAT[7-03]をもとに本稿で再構成。
3. 健全度指数のスコアリング方法論
「防空が壊れた」を数字にするには、何を壊したかの「重み」が要る。S-300級の長距離SAMサイトが破壊されるのと、機動レーダーが1基壊れるのでは、防空システム全体への影響が異なる。本稿では以下の重みづけルールを採用し、管区ごとに100点満点の「健全度」を仮想して、確認できた打撃の重みを差し引く方式をとった。
表7-2:防空健全度スコアリングの重みづけルール
| 被打撃の種類 | 配点 | 配点の根拠 |
| 長距離SAMサイト/砲台(S-300級、SA-65等の高性能枠) | 20点 | IADS(統合防空)の骨格。1基の喪失は管区全体の交戦能力に直結する。 |
| 早期警戒レーダー/重要レーダーサイト | 12点 | 「見える」能力の喪失。探知距離が縮むと、迎撃の準備時間がゼロに近づく。 |
| 機動レーダー破壊 | 10点 | 再配置可能だが、破壊確認は「その時点での穴」を確定させる。 |
| 防空グループ(Fordow AD Group等)打撃 | 10点 | 地域防空の「束ね」が壊れる。個別サイトの喪失より影響が広い。 |
| 戦術航空基地(迎撃・防空機能に資する航空戦力)への打撃 | 6点 | 迎撃機の地上破壊は、その管区の「上空を取り返す能力」を削る。 |
| レーダー等「防空能力の供給源」(電子・レーダー製造)打撃 | 6点 | 中長期の再建能力への影響。短期の健全度よりも再生能力に効く。 |
| 「Tehranで防空多数」等の種類不明の大規模言及 | 15点(まとめ枠) | 固有名が出ないが量的に「多数」と言及されるケース。配点は保守的。 |
算出式は次の通りである。各管区にShare(防空重要度の配分)とKinfra(インフラ補正係数)を設定し、確認された打撃の重み合計からDamage%を算出する。 Health% = 100 – Damage%。ここでのDamage%は「確認できた被打撃の下限」であり、未確認の被打撃は含まない。したがってHealth%は「真の健全度」ではなく「これ以上は確実に健全ではない」という上限値である。
4. 管区別健全度指数── 2025年6月 vs 2026年2月末
以下の表は、2025年6月(Operation Midnight Hammer)と2026年2月末(Operation Epic Fury)の二つの時点で、各管区に確認できた打撃をスコアリングした結果である。「Min」は固有名・地点が明示された打撃のみ、「Claim」はIDF/CENTCOMの主張系数字(「西部で11システム攻撃」等)を追加計上した値である[7-02][7-04][7-05]。
表7-3:PADAJA管区別 健全度指数(2025年6月 vs 2026年2月末〜)
| 管区(HQ) | Share | 2025/6 Damage% | 2025/6 Health% | 2026/2末 Damage% | 2026/2末 Health% | 主な被打撃根拠 |
| Northern (Tehran) | 18 | 12〜31% | 69〜88% | 0〜12% | 88〜100% | 2025/6:テヘランで防空多数(種類不明)[7-04]。2026/2:固有名追加なし(全国200超に含まれ得る) |
| Central (Isfahan) | 18 | 40〜59% | 41〜60% | 0% | 100% | 2025/6:Fordow防護SAM、Khondab AD Group、S-300サイト等[7-05]。集中攻撃で最も損傷。2026/2:追加固有名なし |
| Northwest (Tabriz) | 8 | 33% | 68% | 10% | 90% | 2025/6:SA-6保管基地、IRGCレーダー[7-04]。2026/2:迎撃機地上破壊(F-4/F-5)[7-06] |
| Western (Hamedan) | 10 | 26〜41% | 59〜74% | 25〜100% | 0〜75% | 2025/6:早期警戒レーダー、AH-1破壊[7-04]。2026/2:SA-65攻撃+「西部11システム」言及[7-07] |
| Southwest | 8 | 0% | 100% | 0% | 100% | 両時期とも防空固有の被打撃を未確認 |
| Southern (Bushehr) | 10 | 7% | 93% | 0% | 100% | 2025/6:Shiraz電子施設(レーダー製造)[7-05]。2026/2:Reaper飛行は劣化示唆だが破壊未確定 |
| Southeast (B.Abbas) | 16 | 0% | 100% | 15% | 85% | 2026/2:Kish島レーダー攻撃[7-07]。ホルムズ防護の直接損傷 |
| Eastern (Birjand) | 6 | 0% | 100% | 20% | 80% | 2026/3:Zahedan機動レーダー破壊[7-06] |
| Northeast (Mashhad) | 6 | 13% | 87% | 0% | 100% | 2025/6:Mashhad基地関連打撃、KC-707破壊[7-05] |
注:Centralは2025/6に最も損傷(核施設防護が集中攻撃された管区)。Westernは2026/2に最も損傷(Claim計上で最大100%劣化の可能性)。全国累計「2/28以降防空200超標的化」[7-02]は管区配分不能のため注記扱い。

図7-1:PADAJA管区別 防空健全度指数(2026年2月末時点)
筆者作成。地図タイル:© OpenStreetMap contributors (ODbL)。管区構成:Iran Watch, CSIS Missile Threat。攻撃データ:CTP-ISW Iran Update 2/28〜3/2, USNI News, CBS News。基地被害:Air & Space Forces Magazine(Tabriz 11クレーター)。健全度スコアは筆者推定。
この表から二つの構造的知見が得られる。第一に、2025年6月の攻撃は核施設防護(Central管区)に集中し、2026年2月末の攻撃は西部(弾道ミサイル拠点の防護)に焦点が移った。攻撃の「標的選択」が変わっている。第二に、全国累計「200超の防空標的化」のうち、固有名で管区に帰属できるのはごく一部であり、実際の防空劣化はこの表が示すMinimumより相当大きい可能性が高い。
5. 全装備領域の「戦前ベースライン→攻撃後」── 何が、どれだけ残っているか
管区別健全度指数(セクション4)は防空に特化した評価であった。しかし「体制を立て直し不能なまで弱らせる」という攻撃設計(第2章)の成否を判定するには、全ドメイン──弾道ミサイル、ドローン、防空、空軍、海軍、電子戦/サイバー──の装備ベースラインと攻撃後の残存を網羅的に把握する必要がある。以下、原資料のスペックデータと攻撃後の公開報告を照合し、ドメインごとに整理する。
5-1. 弾道/巡航ミサイル── 「在庫」と「撃つ能力」の乖離の実態
表7-A:弾道/巡航ミサイル主要装備スペック一覧
| 装備名 | タイプ | 射程 | 弾頭重量 | CEP | 推定在庫 | 特記事項 |
| Shahab-3 | MRBM(液体) | 1,300km | 750-1,000kg | 約3km | 数百発 | 北朝鮮技術ベース。IRGC-ASFの主力。液体燃料で発射準備に時間を要する。 |
| Ghadr | MRBM (Shahab-3改良) | 1,950km | 約750kg | 300m | 数百発 | Shahab-3の射程延伸型。精度が大幅に向上。 |
| Emad | MRBM (Shahab-3改良) | 1,700km | 約750kg | 500m以下 | 数百発 | 再突入体に操舵翼を搭載。精密誘導を実現。 |
| Khorramshahr | MRBM(液体) | 2,000- 3,000km | 750-1,500kg | 30m | 数十発 | 北朝鮮Musudan技術ベース。最も高精度の液体燃料MRBM。 |
| Sejjil | MRBM(固体) | 2,000km | 約750kg | 不明 | 数十発 | 固体燃料で発射準備時間が短い。TEL機動性が高い。 |
| Fattah-1 | 極超音速MRBM | 1,400km | 不明 | 不明 | 少数 | 2023年公開。ミサイル防衛突破を狙う。実戦配備は限定的。 |
| Zolfaghar | SRBM(固体) | 700km | 450-600kg | 10-30m | 数百発 | 短距離精密打撃。地域目標(米軍基地等)向け。 |
| Paveh | LACM (巡航ミサイル) | 1,650km | 不明 | 不明 | 数十発 | 2023年以降配備。低空飛行で防空回避。 |
| Hoveizeh | LACM | 1,350km | 不明 | 不明 | 数十発 | Pavehと並ぶ長距離巡航ミサイル。 |
表7-B:弾道ミサイル在庫と発射機の数量推移── 「在庫60%、発射能力25%」の根拠
| 時期 | 弾道ミサイル総数 | 移動式発射機(TEL) | 情報源・含意 |
| 2022年(ベースライン) | 3,000発以上 | 数百基 | 米中央軍マッケンジー大将の推定[7-18]。Iran Watchの整理。 |
| 2025年6月 (Midnight Hammer前) | 2,500発 | 480基 | IDF/Alma Research推定[7-19]。Midnight Hammerで一部損耗。 |
| 2026年2月 (Epic Fury前) | 約2,500発 (部分回復) | 約200基 (MH後の回復) | TELはMH後に約280基失い、部分的に再建(480→200)。在庫は地下基地で大半が温存。 |
| 2026年3月 (Epic Fury後) | 1,000-1,200発 | 約100基 | ISW/IDF推定[7-20]。在庫は約48-52%残存(≒60%の下限)。TELは480→100で約79%喪失。「在庫はあるが撃てない」構造。 |
注:最終行がEpic Fury後の現状。TEL喪失率79%が「在庫60%なのに発射能力25%」の乖離の主因。地下の在庫を貫通弾で壊すよりTELとC2を地上で壊す方がコストが低く、立て直しに時間がかかる──これが攻撃設計の核心。
地下基地(「ミサイルシティ」)は山岳地帯に深さ500mで建設されており、B-2のGBU-57貫通弾でも到達が困難と推定される[7-21]。在庫が60%も残存しているのは、この地下基地の防護効果による。しかし在庫を「撃つ」にはTELが地上に出て展開する必要があり、そのTELが79%喪失した。「持っているが撃てない」──この乖離が、セクション7で定量化するドメイン別残存の最も重要な構造である。
5-2. ドローン── 「安価な飽和攻撃」の生産能力と残存
表7-C:ドローン主要装備スペックと生産能力
| 装備名 | タイプ | 射程 | 弾頭 | 生産能力・特記事項 |
| Shahed-136 | 自爆ドローン(Loitering Munition) | 2,000km超 | 30-50kg | 年産数千機(イラン国内)。単価推定$35,000。ロシアでも年産約10,000機体制[7-22]。迎撃側は1発$1-3M──この「指数関数的コスト非対称性」が防衛側に過大負荷を強いる[7-23]。 |
| Shahed-131 | 自爆ドローン(小型) | 700-900km | 不明 | 年産数百機。Shahed-136の小型版。 |
| Shahed-238 | ジェットエンジン自爆ドローン | 不明 | 不明 | 2023年開発開始。高速化による迎撃困難化を狙う。配備数は限定的。 |
| Mohajer-6 | ISR・攻撃ドローン | 400km | 40kg | 継続生産。ISR(監視偵察)と精密攻撃の複合運用。 |
| Ababil-3/4/5 | ISR・攻撃ドローン | 200-300km | 40kg | 継続生産。代理勢力(ヒズボラ・フーシ)にも供与。 |
ドローンの攻撃後残存は、ミサイルより定量化が難しい。ISW/CTPの戦況報告では「OWAドローン発射数が103時間で初日比-73%に低下」と記載されている[7-24]。しかしドローンの最大の特徴は生産速度の速さにある。Shahed-136の年産数千機体制が無傷なら、消耗は短期間で補填される。したがって攻撃がドローン戦力を恒久的に劣化させるには、製造施設(HESA等)の破壊が不可欠である。ISW/CTPは「HESA(ドローン製造)」が標的リストに含まれることを報告している[7-20]が、製造能力の残存率は公開情報からは確定できない。
5-3. 防空システム── 「面の防空」が崩壊した実態
表7-D:防空主要装備スペック一覧
| 装備名 | タイプ | 射程 | 同時交戦 | 特記事項 |
| Bavar-373 | 長距離SAM | 200km | 6目標同時 | 国内開発(S-300対抗)。イランが最も重視する国産防空。核施設防護に配備。 |
| S-300PMU2 | 長距離SAM | 200km | 6目標同時 | ロシアから調達。数が限定的(4個大隊程度)。MH/EF両方で標的化。 |
| Khordad-15 | 中距離SAM | 120km | 6目標同時 | 国内開発。中距離の穴埋め。 |
| Sayyad-3 | 中距離SAM | 120km | 不明 | 国内開発。射程は中距離だが、統合防空の構成要素。 |
| Tor-M1 | 短距離SAM | 12km | 2目標同時 | ロシアから調達。点防御用。 |
防空の残存はセクション4の管区別健全度指数で定量化済みだが、装備レベルで補足する。IDFは「2/28以降、防空200超を標的化」と発表し[7-20]、米統合参謀本部議長は「local air superiorityを確立」と述べた[7-25]。防空の崩壊が「物理的破壊」だけでなく「サイバー/電子戦による機能的無力化」を含む点は重要である(後述5-6)。S-300の発射機が残存していても、交戦レーダー・火器管制・データリンクのいずれかが失われれば「面としての防空」は成立しない。セクション4で全国平均の健全度が「2026年2月末時点で最も損傷した管区(Central)で40-59%劣化」と算出された背景には、この「システムとしての崩壊」がある。
5-4. 空軍(Artesh空軍)── 老朽化した機体と基地の被害
表7-E:イラン空軍(IRIAF)保有機一覧と戦後状況
| 装備名 | タイプ | 推定数量 | 特記事項 |
| F-14 Tomcat | 戦闘機 | 約20機 | 1970年代米国調達。老朽化著しいが国内改修で延命。部品調達は極めて困難。 |
| MiG-29 | 戦闘機 | 約20機 | 1990年代ロシア調達。比較的新しいが数が限定的。 |
| F-4 Phantom II | 戦闘爆撃機 | 約60機 | 1970年代米国調達。数は多いが世代が古い。 |
| F-5 Tiger II | 軽戦闘機 | 約40機 | 1970年代米国調達。訓練・軽攻撃用。 |
| Su-35(計画) | 戦闘機 | 48機 (受領予定) | ロシアから調達(2026年受領予定[7-19])。実際の受領は攻撃により不透明。 |
ISW/CTPは、タブリーズ第2戦術航空基地が「11箇所のクレーターにより稼働不能」、シーラーズ第7戦術航空基地でF-4、F-5、Su-22が破壊されたと報告している[7-20]。イラン空軍はEpic Fury以前から西側の制裁により部品調達が極めて困難であり、「数字上は保有しているが実際に飛べる機体は限られる」状態であった。基地の滑走路破壊は、残存機体が仮に無傷でも運用できない状態を作り出す。Su-35の計画受領(48機)は空軍再建の鍵だが、攻撃後の政治状況でロシアが実際に納入するかは不透明である。
5-5. 海軍── ホルムズの「経済的な罠」と外洋戦力の喪失
表7-F:海軍主要装備一覧── 正規海軍(IRIN)とIRGC海軍(IRGCN)
| 装備名 | タイプ | 推定数量 | 特記事項 |
| M-A52機雷 | 海底機雷 | 約6,000発 | 1-2日でホルムズ海峡に敷設可能[7-26]。部分的封鎖でも原油価格を$120-130/bに高騰させ得る[7-27]。機雷戦能力は今回の攻撃で最も残存した可能性が高い。 |
| Kilo級潜水艦 | 潜水艦 | 3隻 | ロシア調達。対艦魚雷・機雷敷設の主力。IRIS Denaはスリランカ沖で米潜水艦に撃沈(第二次大戦以来の「敵艦を魚雷で撃沈」)[7-28]。 |
| 小型潜水艦/ 特殊潜航艇 | (IRGCN) | 20隻以上 | 国内製造。ホルムズ海峡の浅海域での機雷敷設・特殊作戦。 |
| Shahid Bagheri | ドローン母船 | 1隻 | コンテナ船改装(2025年就役[7-29])。洋上からのドローン発射プラットフォーム。 |
| C-802/Noor | 対艦ミサイル | 数百発 | 中国技術ベース、国内製造。沿岸防衛の主力。 |
| 高速攻撃艇 | (IRGCN) | 数百隻 | ホルムズ海峡での群狼戦術。軽量・高速・使い捨て的運用。 |
CENTCOMは「20隻以上のイラン艦船を攻撃・沈没させた」と発表し、11隻の撃沈を確認している[7-28]。しかし最も注目すべきは、機雷戦能力(6,000発)は今回の攻撃で直接的に破壊しにくい点である。機雷は小型で分散保管されており、空爆で網羅的に破壊することは困難。ホルムズ海峡の封鎖能力──イランの「経済的な罠」──は、外洋海軍(フリゲート・コルベット)が壊滅的打撃を受けた後でも、機雷と高速攻撃艇を通じて相当程度残存している可能性がある。
5-6. 電子戦/サイバー── 「見えない戦場」の攻防
表7-G:電子戦/サイバー能力一覧
| 能力 | 内容 | 含意 |
| Cobra-V8 EWシステム | 高電力妨害装置。テヘラン防空にS-300と共に配備[7-30]。 | 空爆に対するECM(電子対抗手段)。ただしCybercom/Spacecomの「盲目化」が先行しており、効果は限定的だった可能性。 |
| GPS妨害 | 船舶・航空機のGPS信号妨害。 | ホルムズ海峡のタンカー航行への間接的脅威。米軍の精密誘導兵器への対抗。 |
| インターネット遮断 (MICT実施) | 2026年1月8日から全国規模のインターネット遮断を維持[7-31]。 | 国内情報統制の「最後の武器」。抗議の全国同期を阻止。ただし経済コストは甚大。 |
| サイバー攻撃 (APT35等) | 米国・同盟国インフラへのDDoS・フィッシング攻撃[7-32]。 | 非対称的反撃手段。物理的被害は限定的だが、情報戦としての価値。 |
電子戦/サイバー領域は、物理的な「残存率」で測れない。しかし米側のCybercom/Spacecomが「最初の動きで盲目化」を実施した[7-33]事実は、イランのEW/サイバー防御が米側の非キネティック攻撃を阻止できなかったことを示す。一方、インターネット遮断の維持は、体制にとって「国内統制の最後の武器」として機能し続けている(第4章セクション9参照)。遮断の経済コスト──国際取引の断絶、金融システムの麻痺──は体制の別の亀裂を生むが、「抗議の全国同期を阻止する」という目的には一定の効果がある。
5-7. コストの非対称性── Shahed ,000 vs 迎撃ミサイル -3M
装備の分析で見落としてはならないのが、コストの非対称性である。Shahed-136の推定単価は約$35,000であるのに対し、迎撃に用いるパトリオットやSM-6は1発$1-3Mである[7-23]。10倍ではなく30-90倍のコスト差。イランがShahed-136を1,000機発射するコストは$35Mだが、それを全弾迎撃するコストは$1-3Bに達する。Fox Newsはこれを「指数関数的コスト」と表現した[7-23]。
この非対称性は、イランの軍事力が「弱い」のではなく「非対称的に強い」ことを示す。弾道ミサイルの発射能力が25%に落ちても、ドローンの年産数千機体制が残存すれば、防衛側に持続的な消耗を強いることができる。攻撃設計が「HESA(ドローン製造)」を標的リストに含めた理由は、この非対称的な強さを根元から断つためである。
6. 弾道ミサイル施設台帳── IRGC-ASFの「何が・どこにあり・何が壊されたか」
防空の「健全度」と並んで重要なのは、イランの攻撃能力──特にIRGC航空宇宙軍(IRGC-ASF)の弾道ミサイル施設──の残存状況である。本稿は公開情報(ISW/CTP戦況報告、NTI施設データ、IDF公式発表、衛星画像言及)から、基地単位の「台帳」を構築した。以下はその要約版である[7-07][7-08][7-09]。
表7-4:IRGC-ASF弾道ミサイル施設台帳(主要基地抜粋)
| 基地名(地域) | ミサイル種 | 地理区分 | 影響先 | 証拠 ランク | 攻撃情報の要旨 |
| Amand (タブリーズ北) | Ghadr (MRBM) | 北西 | イスラエル〇 湾岸△ | A | IDFが「数十の発射機を攻撃/破壊」と明記[7-07] |
| Qom北 (Ghadr-1Hサイト) | Ghadr-1H (射程1,950km) | 中部 | イスラエル〇 湾岸△ | A | IDF確認:Ghadr-1H保管/発射サイト攻撃[7-08] |
| Khomein (マルキャズィー州) | 弾道 (発射サイト) | 中部 | イスラエル〇 湾岸△ | A | IDF確認:弾道ミサイル発射地点攻撃[7-08] |
| Bakhtaran/Panj Pelleh (ケルマーンシャー) | Qiam-1 Fateh-110 | 西部 | イスラエル〇 湾岸〇 | B | 地下「ミサイル・シティ」。NTIが潜在発射点と整理[7-09] |
| Imam Hussein (ヤズド近郊) | Khorramshahr (長距離) | 中部 | イスラエル〇 湾岸△ | B | 地下トンネル保管。B-2による攻撃示唆[7-06] |
| Esfahan North (ナジャファバード) | 弾道 (発射機+保管) | 中部 | イスラエル〇 湾岸△ | B | 衛星画像で発射機1+保管施設1の破壊確認[7-06] |
| Garmdareh (アルボルズ州) | 弾道関連 (詳細不明) | 北部 | △ | B | 商用衛星で2棟損傷確認[7-08] |
| Haji Abad (ホルモズガーン) | 弾道 (南岸配備) | 南部 | 湾岸〇 ホルムズ〇 | C | イランメディア報道。海上交通への脅威軸[7-07] |
証拠ランク:A=公式/一次+地理特定、B=衛星で損傷明確または複数OSINT整合、C=報道/当局主張のみ。出典:ISW/CTP[7-07][7-08]、NTI[7-09]、ISW夕報[7-06]。
7. ドメイン別残存戦力── 「在庫」と「発射能力」の決定的乖離
軍事能力の残存を評価する上で最も重要な区別は、「在庫(持っている量)」と「発射能力(実際に撃てる能力)」は別の変数であるという点である。FDDの分析によれば、弾道ミサイルの発射数は開始4日で初日比-86%に急落した[7-10]。一方、在庫そのものが9割消失したとは考えにくい。この乖離は、発射機(TEL)、指揮統制(C2)、要員・秘匿性が潰されたことで、在庫があっても「撃てない」状態に陥っていることを示す。
表7-5:ドメイン別 有効残存戦力の推定(3/4前後の報道時点)
| ドメイン | 点推定 | レンジ | 推定根拠 |
| ミサイル(在庫) | 60% | 45-70% | >500発消耗+「数百破壊」の表現。ただし弾道/ドローン/発射機の内訳不明[7-01] |
| ミサイル(発射能力=TEL/C2/運用) | 25% | 10-35% | 発射-86%、発射機約300無力化、残存TELを「hunting」[7-10][7-11]。在庫との乖離がC2/TEL破壊の効果を示す。 |
| UAV(在庫) | 55% | 40-70% | 投入2,000+拠点損耗はあるが、産業基盤が厚く在庫枯渇はしにくい[7-12] |
| UAV(発射・運用能力) | 30% | 15-40% | 発射-73%[7-01]。在庫よりも発射拠点とC2の劣化が先行。 |
| 防空(IADSとしての実効) | 20% | 10-30% | 「severely degraded」+深部侵入・抵抗薄[7-01]。統合防空として破綻区画が広い。 |
| 海軍(大型艦・外洋行動) | 15% | 5-25% | >20隻破壊、Gulf of Omanで11隻→ゼロ、主要艦被打撃[7-13] |
| 海軍(小型艇・機雷・沿岸拒否) | 40% | 25-55% | 小型分散は生存しやすいが、港湾・燃料・C2の打撃で稼働が落ちる[7-11] |
| C2/通信(軍の指揮統制) | 30% | 15-45% | インターネット接続~1%[7-14]。指導部中枢の標的化で統合運用が難化。 |
| 空軍(有効戦力) | 15% | 5-25% | 防空劣化下の航空優勢喪失は、保有機数に比して有効戦力を急落させやすい(間接推定)[7-01] |
注:上から2段目のミサイル発射能力25%と5段目の防空20%が、イランの「抑止力」の劣化を最も鮮明に示すドメイン。在庫60%との乖離(35ポイント)こそが、C2/TEL破壊の効果の定量的証拠である。
8. 発射レートの急落── 「在庫がある」のに「撃てない」構造
表7-5で最も注目すべきは、ミサイルの「在庫」(60%)と「発射能力」(25%)の間に35ポイントの乖離があることである。この乖離は何を意味するか。
DefenseScoopの報道によれば、作戦開始から約4日(103時間)の時点で、戦域弾道ミサイルの発射数は初日比で-86%(残り14%)、一方通行(OWA)攻撃ドローンの発射数は-73%(残り27%)に急落した[7-15]。Air & Space Forcesも「直近24時間でさらに減少」と報じている[7-16]。
この急落は、「在庫が尽きた」では説明できない。イランは開戦前に弾道ミサイル3,000発以上を保有していたとされ[7-17]、数日で在庫の86%を消費することは物理的にあり得ない。FDDは、発射低下の原因をTEL(移動式発射機)約300の破壊/無力化に帰着させている[7-10]。つまり、ミサイルは地下に残っているが、それを運び出して発射する「手段」が壊された。加えてC2(指揮統制)の劣化──インターネット接続~1%はその間接的証拠──が、「撃て」という命令そのものの伝達を困難にしている[7-14]。
在庫と発射能力の乖離は、今回の攻撃の設計思想を映し出している。米・イスラエルは「ミサイルの在庫」を破壊しようとしたのではなく、「ミサイルを撃つ能力」を破壊した。地下深くの在庫を貫通弾で破壊するコストより、地上のTELとC2ノードを潰すコストの方が遥かに低い。これは「費用対効果の最適化」であり、第6章で論じた「作戦設計の合理性」と一致する。
9. 総合残存戦力── 加重平均で約26%
ドメイン別の点推定を、対米・対イスラエル抑止としての重要度で加重平均すると、総合的な有効残存戦力が算出できる。ここでの「重み」は恣意的であり、評価者の目的によって変わり得る。本稿では、抑止の主軸をミサイル発射能力、UAV運用能力、防空、海上拒否、C2に置いた。
表7-6:総合残存戦力の加重平均算出
| ドメイン | 重み | 残存% | 加重寄与 | コメント |
| ミサイル発射能力 | 35% | 25% | 8.8% | 抑止の中核。発射-86%で最も劣化したドメイン。 |
| ミサイル在庫 | 10% | 60% | 6.0% | 在庫は残るが、発射能力なしでは抑止に寄与しない。 |
| UAV運用能力 | 15% | 30% | 4.5% | 発射-73%。産業基盤は厚いが運用能力が先行劣化。 |
| 防空(IADS実効) | 20% | 20% | 4.0% | 統合防空として破綻区画が広い。 |
| 海上拒否(小型艇・機雷中心) | 10% | 40% | 4.0% | ホルムズの「脅し」は残るが外洋行動は壊滅。 |
| C2/通信 | 10% | 30% | 3.0% | ネット~1%。統合運用の基盤が劣化。 |
総合・有効残存戦力(抑止として)= 約26% レンジ(悲観〜楽観):約15%〜38%
この数字が意味するのは、イランは「大規模・協調的な反撃を日単位で継続する能力」を概ね喪失しつつあるが、「散発的な発射」や「ホルムズ海峡での小規模妨害」は残存する、という状態である。「完全なゼロ」ではないが、「抑止力としての信頼性」は大きく毀損している。
10. 数字が語る「何が壊れ、何が残っているか」
「防空が大幅劣化」を数字に置き換えると、以下の描像が浮かぶ。
第一に、防空の劣化は管区によって大きく異なる。2025年6月はCentral(イスファハーン)管区が核施設防護として集中攻撃され、2026年2月末はWestern(ハマダーン/ケルマーンシャー)管区が弾道ミサイル拠点防護として集中攻撃された。「全国一律に壊れた」のではなく、攻撃の政治・軍事目的に沿った「選択的破壊」が行われている。
第二に、弾道ミサイルの「在庫」(60%残存)と「発射能力」(25%残存)の間に35ポイントの乖離がある。この乖離は、TEL約300の破壊とC2劣化(インターネット~1%)によって、「持っているが撃てない」状態が構造的に作られたことの定量的証拠である。米・イスラエルは在庫ではなく「撃つ能力」を標的にした。
第三に、総合残存戦力を加重平均すると約26%(レンジ15-38%)であり、大規模・協調的な反撃を継続する能力は概ね喪失しつつある。ただし小型艇・機雷によるホルムズ妨害(40%残存)や散発的なミサイル発射は残存し、「完全にゼロ」ではない。
これらの数字はすべて「確認できた範囲の下限」であり、真値はさらに低い可能性がある。しかし「下限」であっても、イランの抑止力が構造的に毀損されていることは疑いない。第8章では、この軍事的毀損と並行して進行するもう一つの圧力──財政の持続可能性──を、イラン政府予算PDFの実数から検証する。
第7章 引用リスト
[7-01] UPI, “US Offensive: Iran Forces Severely Degraded,” upi.com, 2026/03/04(severely degraded、>500発消耗、発射レート低下) [Link] [7-02] ISW/CTP, “Iran Update Evening Special Report, March 2, 2026,” understandingwar.org(防空200超標的化、local air superiority) [Link] [7-03] IFMAT, “Khatam Defense Headquarters,” ifmat.org(PADAJA 9管区構造、地域SOCの定義) [Link] [7-04] ISW/CTP, “Iran Update Special Report, June 14, 2025 Morning Edition,” understandingwar.org(2025/6のテヘラン・タブリーズ防空打撃) [Link] [7-05] ISW/CTP, “Iran Update Special Report, June 16-17, 2025,” understandingwar.org(Fordow防護SAM、Khondab AD Group、S-300、Shiraz電子施設) [Link] [7-06] ISW/CTP, “Iran Update Evening Special Report, March 1, 2026,” understandingwar.org(Tabriz迎撃機破壊、Imam Hussein基地B-2攻撃、Esfahan North発射機破壊) [Link] [7-07] ISW/CTP, “Iran Update Evening Special Report, February 28, 2026,” understandingwar.org(Amand基地、SA-65攻撃、Haji Abad/Jam、Kish島レーダー) [Link] [7-08] ISW/CTP, “Iran Update Morning Special Report, March 1, 2026,” criticalthreats.org(Qom北Ghadr-1H、Khomein発射サイト、Garmdareh衛星損傷) [Link] [7-09] NTI, “Bakhtaran Missile Base,” nti.org(ケルマーンシャー地下基地の施設機能・潜在発射点分析) [7-10] FDD, “Why Iran’s Ballistic Missile Launches Are Declining,” fdd.org, 2026/03/04(発射-86%、TEL約300無力化) [Link] [7-11] Stars and Stripes, “Iran Navy, Ballistic Missiles Major Targets,” stripes.com, 2026/03/04(海軍>20隻、TEL hunting) [7-12] Iran Primer / USIP, “Roster of Iran’s Drones,” iranprimer.usip.org(ドローン産業基盤、在庫枯渇しにくい構造) [Link] [7-13] USNI News, “Iranian Naval Forces Are Major Target in Operation Epic Fury,” news.usni.org, 2026/03/02(海軍打撃の詳細、Gulf of Oman 11隻→0) [7-14] CNBC, “Iran’s Internet Down Amid Reports of US-Israel Cyberattacks,” cnbc.com, 2026/03/02(インターネット接続~1%) [7-15] DefenseScoop, “Iranian Attack Drone Launches Decrease in Operation Epic Fury,” defensescoop.com, 2026/03/04(弾道-86%、OWAドローン-73%、103時間時点) [7-16] Air & Space Forces, “Airstrikes Shift Deeper Into Iran as US Gains Air Superiority,” airandspaceforces.com(深部打撃への移行、スタンドオフ→スタンドイン) [7-17] Reuters, “What Are Iran’s Ballistic Missile Capabilities,” reuters.com, 2026/02/26(開戦前のミサイル保有数の概算) [Link] [7-18] Iran Watch, “Table: Iran’s Missile Arsenal”(弾道ミサイル3,000発以上、マッケンジー大将推定) [Link] [7-19] Alma Research, “Iran Situation Assessment February 2026″(TEL 480基、2,500発、Su-35×48計画) [Link] [7-20] ISW/CTP, Iran Update Evening Special Report, March 3, 2026(在庫1,000-1,200発、TEL約100基、HESA標的、基地被害) [Link] [7-21] El País, “Iran’s Missile Cities Hidden Inside the Mountains”(地下基地500m、GBU-57耐性) [Link] [7-22] Wikipedia, “HESA Shahed 136″(年産数千機、ロシア移転、射程2,000km超) [Link] [7-23] Fox News, “Iran’s Drone Swarm Attacks Unleash Exponential Costs”(Shahed $35K vs 迎撃$1-3M、指数関数的コスト) [Link] [7-24] FDD, “Why Iran’s Ballistic Missile Launches Are Declining”(OWAドローン-73%、弾道-86%、103時間) [Link] [7-25] War.gov / CNN Transcript, Gen. Kaine Briefing, March 2, 2026(local air superiority、Cybercom/Spacecom盲目化) [Link] [7-26] Defense Domain, “Iran’s Hormuz Card: Minewarfare Timeline”(機雷6,000発、1-2日敷設) [Link] [7-27] Middle East Monitor, “The Strait of Hormuz: Where Geography Becomes a Weapon”(封鎖で$120-130/b) [Link] [7-28] Reuters, “US Says Iran Firing Fewer Missiles,” + “US Strike on Iranian Warship,” March 4, 2026(20隻超攻撃、IRIS Dena撃沈) [Link] [7-29] Wikipedia, “IRIS Shahid Bagheri”(ドローン母船、2025年就役) [Link] [7-30] Army Recognition, “Iran Deploys S-300 and Cobra-V8 EW System to Protect Tehran” [Link] [7-31] Falcon Feeds, “The Signal in the Silence: Iran’s 2026 Internet Blackout” [Link] [7-32] Unit 42 / Palo Alto Networks, “Iranian Cyberattacks 2026″(APT35等) [Link] [7-33] Al Jazeera, “Inside the US-Israel Plan to Assassinate Iran’s Khamenei”(Cybercom/Spacecom初動盲目化) [Link]

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