- 海外で赴任・出張の際の失敗談・思い出
- インドネシアのパート2
インドネシア出張の思い出
ジャカルタでの宿泊生活
昼間はサイトでのサーベイが主な仕事だったが、夕方にジャカルタに戻り、夕食はジャカルタでとった。
ジャカルタにはIHIの駐在所長が執務していて、Y所長という方だった。
そして、出張者が来ると、初日など、適時、食事に連れて行ってくれた。
後で分かったのだが、今も同じ状況だが、’97年のそのころからジャカルタは渋滞がひどく、また、Y所長は渋滞がとにかく嫌いで、出張者との食事は、前のIHI事務所の近くの日本居酒屋でとっていた。しかしこれはホテルにも近いということもあるので、そういう点でも良しと思ったのであろう。
腰のバック
初めてジャカルタに出張した時、ウェストポーチ(腰のバック)を使っていた。
Y所長はそれをみるなり、「すぐにやめろ!!大事なものをそこにしまっているって教えているようなもんだ!!」と怒られた。
今はだいぶ安全になったので、ジャカルタでもウェストポーチを使っている人は多いが、その頃はやはり治安は悪かった。
小生もホテルにウェストポーチのおいて、できる限り必要なものをポケットに入れるようにして、Y所長と食事に行った。
食事の後のお楽しみ
ホテルの隣にIHIの事務所があって、その隣のブロックに日本居酒屋があった。
隣のブロックの居酒屋に行くにもY所長の車に乗って移動。
「そこまでするか」
と思ったが、そういう王様生活もインドネシアなのだ。
こういう生活感は、2014年に赴任した時も決して変わっていなかった。
インドネシアで駐在し、その生活に慣れた日系企業の社員は他の国では生活できないな、と思っている。
さて、話は戻り、Y所長と居酒屋で食事をとり、さあ、ホテルに帰るのか、と思ったら、Y所長が、
「ちょっと次行こうか。」
と言っているなんのことか?と思っていると、カラオケに行こうということだった。
インドネシアのカラオケは個室に入り、女性がアテンドしてくれるカラオケなのだ。
「おおおおぁ~、これがカラオケか。。」
と、海外で、初めてそういう夜のエンターテイメントを堪能し、同時に感心したものである。
さて、そういう風に楽しいエンターテイメントを堪能してしまうと、また、行きたくなるものである。
もちろん、Y所長にそんなことは言えない、じゃあどうするか?
もちろん、自分で行くのである!!
その時一緒に出張に行っていた、土建部のYO部長と「行きましょう、何とかなりますよ!!」とけしかけ、2人でY所長に連れて行ってもらったカラオケにホテルのタクシーをチャーターして行った。
店に入って、まずは料金確認、「2人で楽しんで、いくら?」と聞いて予算を確認し、これなら2人で払えることを確認し、楽しんだ、今思っても、
よくやるよ。。
って感じである、しかし、そのころからそうだが、海外でそういう自分の知らない、日本にない何かにチャレンジすると、アドレナリンがバンバン出て、その後、無事に帰った時にそのアドレナリンが出る楽しさが忘れられないものになり、今のこの長い長い海外生活となってしまっているようである。
もちろん、今でもその姿勢、チャレンジと克服とアドレナリンを楽しむ自分は変わっていない。
さて、YO部長とのカラオケの顛末だが、さて、帰ろう、と精算をすると、入った時の予算より多い金額。
ヤバイ、ヤバイ
小生、持ち金全財産支払って、そして、「YO部長、いくらか追加もってます?」と聞くと、「K君、ドル25ドル持ってる」とYO部長が言うので、カラオケのマネージャーに「25ドルで足りるか?」と掛け合うと、「OK!!」となり、無事、ホテルに戻ることができた。
この時も無事に何事もなく、ホテルに戻った時に、
「勝った」
と独り言ちたものである。
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