九星気学の吉凶方位データベースと方位計算プログラム(日本版/世界版)――吉凶データから実運用までを支えるデータ化・プログラム化の体系

九星干支暦
  1. 序章:200年分「九星干支データベース」を“都市別24節気”で揃える(推敲案)
  2. 第1章 九星盤の方位判断:吉方位とは何か、凶方位とは何か(基礎)
    1. 1.1 九星盤で何を見ているのか(定位盤と運行)
    2. 1.2 五行とは何か(木火土金水が表す性質)
    3. 1.3 相生・相剋:吉(調和)と凶(反発)を生む基本ルール
    4. 1.4 九星は五行で決まる(九星と五行の対応)
    5. 1.5 吉方位の考え方(比和・相生で候補を立てる)
    6. 1.6 凶方位とは何か(避けるべき理由が「種類」として存在する)
      1. 1.6.1 破(歳破・月破・日破)
      2. 1.6.2 五黄殺・暗剣殺
      3. 1.6.3 本命殺・本命的殺(個人条件)
      4. 1.6.4 相剋・水火殺(五行の衝突としての凶)
  3. 第2章 吉凶方位の可視化と検証――2026–2035日次データベース(全部入りCSV)の作成・活用
    1. 2.1 本章の目的:九星盤の判断を“毎日・再現可能”な形に固定する
    2. 2.2 「全部入り」設計:結論を1列に閉じず、“根拠を分解して残す”
    3. 2.3 凶方位の種類を“定義ごと”に列として固定する(本章の明示事項)
    4. 2.4 作成手順(概要):200年DB→その日その都市の盤→日付キーで出力
    5. 2.5 使用方法:10年先まで「特定日→候補方位→凶理由→最終判断」を一本道で追う
  4. 第3章 方位を「使える決定」に変える――方位計算プログラム(日本版/世界版)の役割と実務フロー
    1. 3.1 日本版:住所から“方位を確定”するための前工程ツール
    2. 3.2 日本版の使い方:CSVで日を決めた後、方位を確定して照合する
    3. 3.3 世界版:海外方位が「分かりづらい」を解消
    4. 3.4 世界版の実装上の特徴:データ内蔵・一覧生成・現在地起点
    5. 3.5 第2章CSVとどう組み合わせるか:方位確定を“照合可能な形”に落とす
    6. 3.6 ネット接続・前提条件(商品説明に基づく整理)
  5. 第4章 吉凶データを「行き先」に変換する――CSV×方位計算(日本版/世界版)の一気通貫運用と商品価値
    1. 4.1 国内ケース:吉方位をCSVで調べ、日本版で「住所→方位」を確定して照合する
    2. 4.2 海外ケース:吉方位をCSVで調べ、世界版で「大円bearing」を確定して照合する
    3. 4.3 マーケティング(セールスポイント):買う理由を「つまずきの解消」として言語化する
      1. 4.4.1 方位吉凶一覧(CSV:九星別/2026–2035・10年分)購入リンク(9本)
      2. 4.4.2 方位計算プログラム
      3. 4.4.3 無料配布:2026年・一白水星(1年分)CSVダウンロード

序章:200年分「九星干支データベース」を“都市別24節気”で揃える(推敲案)

九星や干支を用いた方位判断は、暦の切替点(節入り)をどこに置くかによって結果が変わり得る。さらに、九星干支の基礎となる24節気は地球の公転運動に基づく天文学的現象であり、現象そのものは共通であっても、各都市の現地時刻(タイムゾーン)に換算したときの「日付」や「時刻」の割り当ては都市ごとに異なる。その結果、同一の節気であっても、地点によって参照される九星干支が変わり得ることが判明した。

加えて、主要都市ではサマータイム(DST)や法令改正等により、単純な時差だけでは表現できない「歴史的な現地時刻の変更」が存在する。したがって、過去200年という長期スパンで九星干支を扱う場合、都市ごとに節入り時刻を確定し、同一の手順でデータ化しておかなければ、後工程での検証と再現が成立しない。

九星干支の年家・月家・日家・時家から算定される諸要素は、吉方位・凶方位を算定するための基礎である。ゆえに、本稿で扱う200年分の都市別データベースは、九星盤から導出される各種の方位判断の“原点”として位置づけられる。

本稿の目的は、この基礎データ(九星干支データベース)を起点に九星盤を復元し、吉方位および凶方位を算定したうえで、2026年から10年間の各九星について、年・月・日レベルの吉凶方位をデータベース化することである。さらに、算定された方位を実地点に適用するため、方位を求める計算プログラムとして“日本版”および“世界版”の作成も行った。

第1章 九星盤の方位判断:吉方位とは何か、凶方位とは何か(基礎)

1.1 九星盤で何を見ているのか(定位盤と運行)

九星気学の方位判断は、「九星が一定の法則で盤上を移動(運行)する」ことを前提として成立している。盤面の基礎として後天定位盤があり、年盤・月盤・日盤(場合によっては時盤)の九星がこの枠組みに沿って配されることで、その時点の方位の性質を読む。要点は、同じ方位でも、時点が違えば別の星が回座し得るため、方位の吉凶は固定ではなく、盤の運行に伴って変化するという点である。したがって「いつ」「どの盤で」判断しているかを明確にしない方位論は、検証も照合も成立しない。 

ここでいう運行は、概念として次のように理解するとよい。九星は盤の中心(中宮)を起点に、周囲の方位へ一定の順序で巡っていく。すなわち、盤面上の星の動きは、実務上は「方位の性質が順番に入れ替わる」ことを意味する。矢印で書けば、
中宮 → 北西 → 西 → 北東 → 南 → 北 → 南西 → 東 → 南東 → 中宮 のようなイメージで、「星がどこへ移るか=どの方位の性質が変わるか」を把握することになる(矢印は“運行の方向感”の説明であり、詳細な順序は盤の規則に従う)。 

1.2 五行とは何か(木火土金水が表す性質)

九星の相性(吉凶)を理解するための基盤が五行である。五行は、万物の性質を「木・火・土・金・水」の五つに整理する考え方であり、単なる分類ではなく、成長・活性・安定・収束・循環といった“働き”を表す。方位判断では、星同士の関係を五行に置き換えることで、調和・伸長(吉)と衝突・反発(凶)を、共通言語として扱えるようにする。 

表1-1 五行があらわす代表的な意味(要約)

五行代表イメージ方向性(言い換え)
成長・伸びる・芽吹く発展・拡大
燃える・熱・活性加速・情熱
受容・蓄える・中心安定・基盤
収束・硬さ・整える締める・整理
流れる・冷やす・浸透柔軟・循環

1.3 相生・相剋:吉(調和)と凶(反発)を生む基本ルール

五行には「助け合う関係」と「打ち消し合う関係」がある。前者が相生、後者が相剋である。方位判断では一般に、比和(同じ五行)および相生を“吉になりやすい条件”として用い、相剋を“凶になりやすい条件”として扱う。ここが、九星盤の吉凶を理屈で説明するための最小骨格になる。 

表1-2 五行の関係(相生/相剋の早見)

種別関係覚え方
相生木生火 → 火生土 → 土生金 → 金生水 → 水生木「生む」循環
相剋木剋土/土剋水/水剋火/火剋金/金剋木「打ち消す」循環

1.4 九星は五行で決まる(九星と五行の対応)

九星は五行に分類される。九星の性質・相性・衝突を一瞬で判断するためには、まず「どの星がどの五行か」を確定させることが早道である。 

表1-3 九星(本命星)⇄五行 対応表(1行表)

一白水星三碧木星・四緑木星九紫火星二黒土星・五黄土星・八白土星六白金星・七赤金星

(補足)比和=同じ五行、相生=相生循環の“生む側/生まれる側”の関係、相剋=相剋循環の“剋する/剋される”関係である。

1.5 吉方位の考え方(比和・相生で候補を立てる)

吉方位は「伸びる・整う」方向を選ぶ発想であり、五行でいえば比和と相生を手がかりに候補を立てる。画像の説明では、年盤・月盤の盤面を例に、①本命と月命の位置づけを押さえ、②相生・比和の関係にある九星(方位)を見つけ、③それが盤の中でどの方位に現れているかを確認する、という流れで吉方位を見つけていく。 

ただし、吉方位は「候補を立てた時点」で終わりではない。次節で述べる凶方位(凶殺)が重なれば、その方位は“吉としては使えない”という判断になる。したがって、吉方位の実務は 吉(比和・相生)で立てる → 凶(凶殺)で潰す という二段階の手続きになる。

1.6 凶方位とは何か(避けるべき理由が「種類」として存在する)

凶方位は「避けるべき理由が成立している方位」であり、種類がある。凶の種類を区別できないと、何が危険なのか説明できず、また他者の結果とも照合できない。代表的な凶は次の通りである。 

1.6.1 破(歳破・月破・日破)

「破」は、その盤における干支(十二支)の位置関係から導かれる凶で、物事の破綻・対立・計画の崩れとして解釈されやすい。年盤で成立すれば歳破、月盤で成立すれば月破、日盤で成立すれば日破と呼び、時間軸ごとに意味合いが変わる。 

1.6.2 五黄殺・暗剣殺

五黄殺は強い凶意として扱われやすく、方位判断の中でも特に警戒される。暗剣殺は五黄殺と対を成す凶として説明されることが多く、外からの不意打ち・突発性といった文脈で語られる。 

1.6.3 本命殺・本命的殺(個人条件)

本命殺は「自分の本命星」が関与する凶として扱われ、本命的殺はその反対側にあたる凶として整理されることが多い。ここが重要で、凶方位は万人共通のものだけでなく、“個人条件として成立する凶”もあるため、単純な吉方位一覧だけでは判断が完結しない。 

1.6.4 相剋・水火殺(五行の衝突としての凶)

相剋は五行がぶつかる関係で、方位判断では凶の一種として扱われる。さらに水火殺のように、特定の組合せ(例:水と火の衝突)を独立した注意条件として扱う体系もある。これらは「吉の候補があっても、凶条件が重なれば避ける」という実務判断に直結する。 

表1-4 凶方位の整理(要約)

区分凶の名称位置づけ(要点)
歳破・月破・日破盤(年/月/日)ごとに成立し、破綻・対立として解釈されやすい
大凶五黄殺特に警戒される凶として扱われやすい
大凶暗剣殺五黄殺と対の凶として語られることが多い
個人条件本命殺本命星が関与する凶
個人条件本命的殺本命殺の反対側の凶として整理されることが多い
五行衝突相剋五行の打ち消し合いとして凶に寄る
五行衝突水火殺水と火の衝突として独立に注意される

第2章 吉凶方位の可視化と検証――2026–2035日次データベース(全部入りCSV)の作成・活用

2.1 本章の目的:九星盤の判断を“毎日・再現可能”な形に固定する

第1章で述べたように、吉方位は「比和・相生」などの“良い条件”を拾うだけでは足りず、同じ方位に凶条件(破、五黄殺、暗剣殺、本命殺、本命的殺、相剋、水火殺など)が重なるかどうかを別途点検し、最後に「使える/使えない」を決める二段階の作業になります。
しかし実務上、年盤・月盤・日盤を毎回手計算して照合するのは負荷が高く、判断過程も人によって揺れます。そこで本CSVは、2026年から2035年までの10年間を、1日単位で検索できる形に固定し、「その日の判断材料が何だったか」を追跡できる“総合データセット”として整備します。ヘッダは少なくとも次の列群から成り、日付をキーにして参照できる構造です。
date, 年家中宮, 月家中宮, 日家中宮, 年家吉方位, 月家吉方位, 日家吉方位, 吉方位(年&月&日AND), 凶方位(OR), 吉かつ凶なし, …, 歳破, 月破, 日破, 五黄殺(年/月/日), 暗剣殺(年/月/日), 本命殺(年/月/日), 本命的殺(年/月/日), 相剋(土剋水・年/月/日), 水火殺(年/月/日), 年_N〜年_NW, 月_N〜月_NW, 日_N〜日_NW …(一部抜粋)
※このヘッダ断片は、添付CSVの内容提示(ツール出力)に基づきます。

2.2 「全部入り」設計:結論を1列に閉じず、“根拠を分解して残す”

本CSVの核は、結論(吉/凶)を一発で断定するのではなく、年盤→月盤→日盤の各レイヤーで「吉の候補」と「凶の成立」を分解して保持し、最後に統合できるようにしている点です。
この思想は、第1章の「吉は積み上げ(整合)/凶は回避(打ち消し)」という運用に一致します。すなわち、吉は“条件が揃うほど強く採用できる”一方で、凶は“どれかが成立した時点で避ける判断になりやすい”ため、データ構造としても次のように置きます。

表2-1 本CSVが保持する判断材料(概念整理)

区分CSV上の保持方法(例)意味(第1章との接続)
時間軸(盤)年家/月家/日家(中宮・方位列)「方位の運行」=年→月→日で条件が変わる
吉の候補年家吉方位・月家吉方位・日家吉方位盤ごとに“良い方位候補”を提示
吉の統合吉方位(年&月&日AND)3盤すべてで整合した候補を残す思想
凶の統合凶方位(OR)どれか一つでも成立した凶を拾い上げる思想
最終の目安吉かつ凶なし(+年のみ/年+月/年+月+日)「採用の厳しさ」を段階的に切替できる

2.3 凶方位の種類を“定義ごと”に列として固定する(本章の明示事項)

本章では、ユーザーが最もつまずきやすい「凶方位が何を意味するのか」を、CSVに載っている種類に限定して定義します。ここで重要なのは、凶方位が“怖い言葉の羅列”ではなく、どの盤(年/月/日)の時間軸で成立した注意条件なのかを分けて理解することです。

表2-2 本CSVで扱う凶条件(定義と時間軸)

凶の名称CSV列(例)何が違うのか(定義の核)実務上の読み方
破(歳破・月破・日破)歳破/月破/日破“破れ”は時間軸で意味が変わる。年盤なら歳破、月盤なら月破、日盤なら日破として管理まず破が立つ方位は、計画・契約・移動の質が崩れやすい前提で慎重に扱う
五黄殺五黄殺(年)/(月)/(日)強い凶意として警戒される代表格。盤ごとに成立するため、年/月/日で分けて保持する吉が見えても、同盤で五黄殺が重なるなら“避ける”判断になりやすい
暗剣殺暗剣殺(年)/(月)/(日)五黄殺と対で語られることが多い凶。こちらも盤ごとに成立する「予期せぬトラブル」などの語で説明されがちで、重複時は強い注意として扱う
本命殺本命殺(年)/(月)/(日)個人条件(本命星)に関わる凶として整理される“自分に関係する注意条件”として、家族内でも人により結果が変わる前提で読む
本命的殺本命的殺(年)/(月)/(日)本命殺の“反対側”として整理される凶本命殺とセットで、対向関係を意識して点検する
相剋相剋(土剋水・年/月/日)五行の衝突。CSVでは少なくとも「土剋水」を独立列で保持比和・相生があっても、相剋が立つ方位は“効き方が荒れる”前提で避ける判断材料になる
水火殺水火殺(年)/(月)/(日)水と火の衝突を独立の注意条件として扱う体系がある“特定の組合せ注意”として、吉候補から除外する根拠として使える

※上表は、添付CSVヘッダ断片に含まれる凶種列(歳破/月破/日破、五黄殺、暗剣殺、本命殺、本命的殺、相剋(土剋水)、水火殺)を前提に整理しています(ツール出力)。

2.4 作成手順(概要):200年DB→その日その都市の盤→日付キーで出力

作成そのものの思想はシンプルで、**「日付」×「年盤・月盤・日盤」×「方位(8方位)」**を機械的に埋め、さらに凶理由を“列として”立てていく工程です。ここでは手順を最小限の箇条書きにとどめ、論旨を優先します。

  1. 日付列(date)を10年分、欠番なく用意する(2026-01-01〜2035-12-31)。
  2. 各日について、年家・月家・日家の 中宮(年家中宮/月家中宮/日家中宮) を確定する。
  3. 中宮を起点に、各盤の8方位へ九星を配当し、盤面を 年_N〜年_NW、月_N〜月_NW、日_N〜日_NW の列として固定する(=盤の“見える化”をデータで行う)。
  4. 第1章で述べた五行関係(比和・相生・相剋)と、凶条件(破・五黄殺・暗剣殺・本命殺・本命的殺・水火殺 等)を照合し、
    • 吉候補(年家吉方位/月家吉方位/日家吉方位)
    • 凶(種類別+盤別)
      を列に落とす。
  5. 最後に、運用のための統合列(例:吉方位(年&月&日AND)凶方位(OR)吉かつ凶なし)を計算して追記する。
  6. 文字化け回避と引き換えに、納品仕様として UTF-8 with BOM を統一し、Excelで開いても列名・星名が崩れないことを確認する(ツール出力に「BOM付きUTF-8で標準化」完了の記載あり)。

2.5 使用方法:10年先まで「特定日→候補方位→凶理由→最終判断」を一本道で追う

本CSVの使い方は、占断の“暗黙の飛躍”を無くし、日付キーで根拠を遡れるようにすることです。したがって実務の読み順は、次の一本道にすると迷いません。

表2-3 日付単位での検討フロー(推奨の読み順)

手順見る列(例)目的
1dateまず対象日を固定する(10年分を日単位で検索可能)
2年家吉方位/月家吉方位/日家吉方位盤ごとの“吉候補”を把握する
3吉方位(年&月&日AND)3盤で整合した候補を一旦“残す”
4凶方位(OR) と 凶種別列一式破・五黄殺・暗剣殺・本命殺・本命的殺・相剋・水火殺など、何が理由で落ちるのかを特定する
5吉かつ凶なし(+年のみ/年+月/年+月+日)運用方針(厳密/簡略)に応じて最終判断を選ぶ
6年_N〜年_NW/月_N〜月_NW/日_N〜日_NW「その方位に何が回座していたか」を盤として検算する

このように、**“結論だけを見る”のではなく、“理由列で説明できる”**のが商品としての価値になります。10年分が日単位で揃っているため、旅行計画や出張計画のように「候補日が複数ある」場面でも、日付を並べて比較し、条件の良い日を選ぶことが可能になります(ツール出力より、2026–2035を日次で網羅する設計が前提)。

第3章 方位を「使える決定」に変える――方位計算プログラム(日本版/世界版)の役割と実務フロー

第2章のCSVで、ある日付における「吉/凶」や「避けるべき凶要素」までを日単位で把握できるようになっても、実務上はもう一段階の“詰め”が残ります。すなわち、自宅(起点)→目的地(終点)が、実際に何度で、どの方位ラベルに入るのかを確定しなければ、CSVの方位区分と照合できないという問題です。日本国内なら地図感覚で「だいたい西」などと言えても、吉凶判定はしばしば境界(例:22.5°や15°刻みの境目)に敏感であり、「曖昧な方位感覚」を「角度とラベル」に落として初めて、判断が再現可能になります。そこで本章では、CSVで“判定の基準日”を決めた後、日本版/世界版のHTML方位計算プログラムで方位を確定し、最終判断に接続する実務手順を示します。なお両ツールは、北=0°、東=90°の初期方位角(bearing)を採用し、方位ラベルへ変換する仕様です。日本版は住所入力、世界版は都市選択+大円航路を軸に、用途に応じて役割分担します。 

表3-1 「第2章CSV」→「第3章ツール」へつなぐ実務フロー(最短経路)

手順何を確定するか使うもの出力/次に渡すもの
1検討日(候補日)第2章CSV日付(date)と、その日の吉凶判断の前提
2起点・終点(地点)住所(国内)/都市(海外)“どこからどこへ”を固定
3方位の刻み8/12/16/24方位方位ラベルの定義(刻み)を固定
4方位角→方位ラベル日本版/世界版HTMLbearing(度数)+方位ラベル
5CSVの方位区分へ照合第2章CSV「採用する/避ける」判断の材料が揃う

3.1 日本版:住所から“方位を確定”するための前工程ツール

日本版の本質は、吉凶判定そのものではなく、照合の前工程(方位の確定)を、住所入力だけで完了させる点にあります。現場では「自宅→目的地が何度で、どの方位か」を先に確定しないと、吉凶一覧(CSV)に照合できません。本ツールはその“確定作業”を、誰がやっても同じ操作で同じ結論に寄せるために設計されています。商品説明文でも「方位吉凶一覧(CSV)購入者が、実際の住所・地点に対して方位(角度・方位ラベル)を算出しやすくする日本版ツール」である点が明記されています。 

表3-2 日本版の主要機能(実装から読み取れる仕様)

機能具体実務上の効き方
住所→座標→初期方位角起点・終点を住所で入力し、北=0°基準でbearing算出“だいたい”を排して、CSV照合に耐える角度が得られる
分割方式(刻み)の選択8方位(45°)/12方位(30°)/16方位(22.5°)/24方位(15°)CSV側の運用(特に24方位)に合わせて統一できる
24方位の干支ラベル表示子(0°)→…→亥(330°)等を表示24方位運用の“表記揺れ”を減らし、照合が速い
候補選択と根拠の見える化検索文字列の表示、候補の提示、採用座標(参考)の表示“同名地”などの取り違えを防ぎ、判断の説明責任が立つ
HTML単体・ブラウザで動作インストール不要購入直後に使え、現場の端末でも導入しやすい

上のうち特に重要なのが、住所から座標を取得する点です。実装には国土地理院の住所検索APIが明示されており、検索文字列(都道府県・市町村+任意住所)が組み立てられ、結果候補をユーザーが選ぶ導線が用意されています。したがって、日本版の価値は「計算の正しさ」だけでなく、誤入力・表記揺れ・同名地が混入しやすい住所データを、UI上の根拠表示で“事故りにくくする”ことにあります。 

3.2 日本版の使い方:CSVで日を決めた後、方位を確定して照合する

運用は単純で、(1)第2章で検討日を決める → (2)日本版で起点・終点を住所で確定 → (3)刻みを選び → (4)bearingと方位ラベルを得る、の順で進めます。商品説明では、ファイルを保存してブラウザで開き、起点・終点の住所を入力し、分割方式(例:24方位)を選んで計算する流れが示されています。 

ここでの要点は、「方位の刻み」を先に固定することです。たとえば第2章のデータベースが24方位(15°)運用で設計されている場合、日本版も同じ15°を選んでおけば、角度→ラベル変換のズレが起きません。逆に、8方位で「東」と出たからと言って、24方位に読み替えると境界近傍で意図しない差が出ます。日本版は刻み選択をUI上で固定できるため、照合手順が形式知になります。 

3.3 世界版:海外方位が「分かりづらい」を解消

海外の方位が分かりづらい理由は、単に地理感覚の問題ではありません。商品説明にも明記されている通り、海外は距離が長く「だいたい東/西」の感覚が通用しにくいことに加え、世界の方位は地球上で**大円(Great Circle)を基準に定義されるため、地図の直線やアプリの見た目と感覚が一致しないことがあります。そこで世界版は、出発地→目的地の大円航路における初期方位(bearing)**で方位を統一算出する、と仕様として断言しています。さらに、往路と復路は出発地点が変わるため単純ではなく、同じ都市ペアでも方位が変化する点を明記し、「入替」ボタンで往復検討を容易にしています。これが世界版の“特別性”であり、国内版の延長では代替できない設計上の必然です。 

表3-3 世界版が解決する「海外方位のつまずき」と、UI機能の対応

つまずき(現場の困りごと)世界版の仕様・機能なぜ効くか
海外は距離が長く方向感覚が掴めないbearing(度数)を数値で表示感覚ではなく“数値”で確定できる
世界は大円基準で方位計算が難しい大円航路の初期方位(bearing)で統一算出地図の見た目に引きずられない
往路と復路の方位が同じとは限らない入替ボタンで出発地・目的地を即時交換往復の方位差を同条件で比較できる
候補都市が多いと入力が面倒GDP上位50の国の首都+日本3都市をリスト化“選ぶだけ”で入力ミスを削減
24方位での運用がしたい15°刻み+24方位の干支表記も表示CSVの24方位運用に直結する

3.4 世界版の実装上の特徴:データ内蔵・一覧生成・現在地起点

世界版HTMLは、都市リスト(GDP上位50の国の首都+日本3都市)をHTML内データとして保持し、プルダウンで出発地/目的地を選ぶUIを持ちます。初期値として東京→パリの例が用意され、24方位(15°)の干支ラベル表示、距離(km)表示、そして「選択中の出発地からリスト全都市へ」の一覧表を一括作成する機能が確認できます。さらに、位置情報許可が得られる環境では「現在地取得→最寄り候補」を出発地に設定する導線も備えています。これらは「海外で吉方位を取りたいが、候補都市を横断的に比較したい」というユースケースに対し、単発計算ではなく“探索”を可能にする設計です。 

3.5 第2章CSVとどう組み合わせるか:方位確定を“照合可能な形”に落とす

両ツールは、最終的に「角度(bearing)→方位ラベル」を出し、ユーザーが第2章のデータベースに照合できる状態へ整えます。重要なのは、ここで初めて、日付(いつ)と方位(どっち)が同一の土俵に乗ることです。
国内の場合は住所を入力すればよい一方、海外の場合は「都市選択→大円初期方位→往復比較→一覧探索」という、判断の筋道そのものが“国内より一段深い”ことが分かります。商品説明が強調する「海外旅行の吉方位取りは距離が長いほど効果が大きいと考える人に向く」という主張も、実務上はまず方位算定が曖昧だと判断が崩れる
ため、世界版の存在理由として筋が通ります。 

3.6 ネット接続・前提条件(商品説明に基づく整理)

最後に、運用上の前提を明確にしておきます。日本版は住所から座標を取得するため、国土地理院 Address Search APIへアクセスし、インターネット接続が必須と商品説明に明記されています。通信状況やAPI側の混雑・停止・仕様変更で候補が出ない場合がある点も注意として書かれています。世界版は都市リストがHTML内データのため、少なくとも「都市選択による方位算定」は基本的にHTML内で完結する仕様で、データ出典(Worldometer、Gist)も画面内に参照として掲示されています。 

第4章 吉凶データを「行き先」に変換する――CSV×方位計算(日本版/世界版)の一気通貫運用と商品価値

第2章のCSVは、日付をキーに「その日の吉候補」「凶要素の成立(理由)」を日単位で固定し、判断の再現性を確保するための“意思決定の土台”である。一方で実務の最終局面では、目的地が実際にどの方位区分(8/12/16/24方位)に入るかを確定しなければ、吉凶の照合は成立しない。ここを人の勘に委ねると、境界付近(例:15°刻み)で結論が揺れ、同じ計画が別の結論に化ける。したがって商品としての価値は、吉凶(第2章)→方位確定(第3章)→照合結果の採否までを、誰でも同じ手順で辿れる「一気通貫」に置かれる。 

表4-1 一気通貫運用の全体像(“いつ”と“どっち”を分離して確定する)

フェーズ確定するもの参照するデータ/ツールここでの成果物
①日付の確定いつ行くか(候補日)第2章CSV(日単位)検討日(date)と、その日の判断材料
②方位の確定どの方位か(角度・ラベル)日本版HTML(住所→座標→bearing)/世界版HTML(大円bearing)bearing(度数)+方位ラベル(8/12/16/24)
③照合と採否採用/回避の判断第2章CSVの吉候補+凶理由列“吉候補”を“使える候補”に絞り込む

4.1 国内ケース:吉方位をCSVで調べ、日本版で「住所→方位」を確定して照合する

国内運用で起きやすい失敗は、「吉方位が分かっているのに、目的地がその方位に入るかを曖昧にしたまま判断してしまう」点である。日本版は、まさにこの“照合の前工程”を住所入力で完了させるためのツールとして作られている。吉凶判定そのものはCSV側にあり、HTML側は「自宅→目的地が何度で、どの方位ラベルか」を確定する。 

日本版の実装上の要点は、住所から座標を取得するために国土地理院 Address Search APIを用い、検索文字列(都道府県・市町村+任意住所)と候補、採用座標(参考)を画面に残す点にある。これは、同名地や表記揺れが起きたときに“どの候補を採ったのか”を説明可能にし、照合の信頼性を上げる。さらに、8/12/16/24方位の刻みを選べるため、第2章CSVの運用刻みと一致させてラベル変換のズレを防げる。 

表4-2 国内(日本版)運用の手順(最短版)

手順操作目的
1第2章CSVで検討日を決める日付を固定(10年先まで日単位)
2日本版HTMLを開き、起点・終点住所を入力現場の地点を固定
3CSVに合わせて方位刻みを選択(例:24方位=15°)区分の統一
4計算して bearing と方位ラベルを得る“どっち”を数値で確定
5その方位ラベルでCSVを照合し採否を決める吉候補→凶理由で最終判断

※日本版は住所検索のためネット接続が必須であり、API混雑等で候補が出ない場合がある点は商品説明に明記されている。 

4.2 海外ケース:吉方位をCSVで調べ、世界版で「大円bearing」を確定して照合する

海外運用は、国内の延長ではない。海外では距離が長く、方位感覚が掴みにくいだけでなく、世界の方位は地球上の大円(Great Circle)で規定されるため、地図上の直線や見た目の方向と“方位”が一致しない局面がある。世界版は、この特別性を前提として、出発地→目的地の大円航路における初期方位(bearing)で統一算出する仕様を明示している(北=0°、東=90°)。 

さらに、往路と復路は出発点が変わる以上、同じ都市ペアでも方位が変わり得る。世界版は「入替」ボタンにより、現地→日本の帰路方位も即時に再計算でき、往復を同じ計算規約で比較できる。海外の吉方位取りを実務に落とすとき、ここが最も効く。 

世界版は候補都市の入口として、GDP上位50の国の首都+日本3都市(東京・大阪・福岡)をプルダウンで選べる。入力ミス・表記揺れを抑え、まず“照合可能な都市ペア”を作るための設計である。距離(km)表示や一覧表の一括作成(出発地→リスト全都市)も実装されており、吉方位の候補地探索に使える。 

表4-3 海外(世界版)運用の手順(往復まで含めた版)

手順操作目的
1第2章CSVで検討日を決め、吉方位の方向を把握“いつ/どの方位を狙うか”を固定
2世界版HTMLで出発地・目的地を都市リストから選択“どこからどこへ”を固定
3方位刻みをCSV運用に合わせる(例:24方位=15°)ラベル照合のズレ防止
4計算して大円bearingと方位ラベルを確定見た目でなく“地球基準”で確定
5入替で復路(現地→日本)も計算し、必要なら別日で再検討往復差を仕様として処理
6bearing/ラベルでCSV照合し採否を決める“吉候補”を“使える候補”へ落とす

4.3 マーケティング(セールスポイント):買う理由を「つまずきの解消」として言語化する

本商品の訴求点は「吉凶が分かる」ではなく、吉凶一覧(CSV)を買った人が最後に必ず直面する「では、その方位に入る行き先はどこか?」という照合の詰めを、商品として解決する点にある。国内は住所入力で座標から方位を確定し、海外は大円と往復差という“特別な難しさ”を仕様で潰す。いずれも吉凶判定を肩代わりせず、判定の前提となる方位を確定して、CSVの価値を実務で回収できるようにする。 

表4-4 「購入者の悩み」→「機能」→「得られる状態」

購入者の悩み(現場)解決する機能得られる状態
吉凶一覧を見ても、目的地がその方位か分からない角度(bearing)+方位ラベル自動表示照合が“作業”として完了する
24方位運用で境界が怖い15°刻み選択+24方位表示判断のブレを抑えられる
国内は同名地・表記揺れが怖い候補提示・採用座標表示選択根拠が残り、説明できる
海外は地図の直線が信用できない大円bearingで統一世界基準で方位が確定する
往路と復路が同じと思い込みがち入替で即再計算往復を同じ規約で検討できる
候補地探しが面倒(海外)GDP上位50首都+一覧表生成候補探索が“比較”でできる

4.4.1 方位吉凶一覧(CSV:九星別/2026–2035・10年分)購入リンク(9本)

本稿で扱った「方位吉凶一覧(CSV)」は、2026年から2035年までの10年分を日単位で参照できる九星別データセットです。下記の各九星の商品ページ(BASE)へリンクを貼ってください。

4.4.2 方位計算プログラム

4.4.3 無料配布:2026年・一白水星(1年分)CSVダウンロード

まず操作感とデータの見え方を確認したい方向けに、2026年の一白水星(1年分)CSVを無料で配布します(ダウンロード)。

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