2022年転職活動:齢58才のチャレンジ(その1:活動まで)

2022転職

久しぶりの転職活動、一からの勉強

  • 結局は自分の”売り”って何?ここが重要な気がする。
  • 後は”運”がなければダメ、そして、”運”さえあれば、導かれる
  • 相手のあること、自分の都合ばかり考えると失敗する。

奇跡!奇跡!

とにかく、奇跡が起きたことは明白に事実である。

いろいろな思いがあって、今年の5月11日(実際は10日だった)に現契約が切れることから、1月の上旬から余裕をもったつもりで転職活動を始め、基本的にその1か月前の4月11日をデッドラインに決めていた。

そして、時だけがどんどん過ぎていき、最終的に満足いく条件で、再生可能エネルギーの会社様から内定をいただいたのは、その4日前の4月7日

次の日の4月8日には現職の会社から契約延長の打診が来たので、1日遅れたら現契約の延長のサインをしてしまっていたかもしれない、

奇跡としか言いようがない、小生には運と何か見えないパワーが後押ししてくれいる。

このブログではその活動のヒストリー、失敗及びノウハウを紹介したい。

思い付きか、本気か、とにかくチャレンジ

運命の2021年12月17日

2021年12月17日、この運命の日は一生、忘れることができないだろう。

この派遣先の地に居てゼロコロナポリシーにより、逆鎖国の状況になり、日本に帰国できなくなって、早、2年近くが経ってしまっている。

そして、この12月17日という日は自分の人生、仕事とプライベートの面の両方で、大きな転機になってしまった。

まず、仕事の面では、今、お世話になっていた会社は、政府からのあるビジネスに関するライセンスを所持し、そして、今までビジネスを続けていた。

そのライセンスが、周囲のクーデターまがいの様なプロセスで、政府の了承を得た形で、取り上げられてしまったのだ、これにはいままで、遅れていながらもかすかな望みであった状況を大きく変化であると言わざるを得ない状況になってしまった。

そして、プライベートの面では、朝、10時ごろに珍しく娘からLINEが入った。

その内容が、いままで仲良くやっていた(様に見えた)、結婚した娘夫婦が離婚したい、というメッセージだったのだ。

もちろん、そのメッセージにはその理由も書いてあったが、その内容も深刻で、仕事におけるダメージとのダブルパンチで、今からでも日本に帰りたいと、強い気持ちにさせられた。

この2つの事件が、12月17日の午前中にほぼ同時に起こり、自分の人生はこのままでいいのか?と大きく考えさせられた日になったのは事実である。

改めて”老後”という言葉を考えるようになった

同時に、2008年、45才の時に日本の社会からドロップアウトし、早、14年、一人ならばこのまま海外で暮らし続け、生きていくためだけに必要な給与を、生涯、その地でもらって生活できることは、全く問題ないような気がしているが、やはり、養わなければいけない家族(奥様)がいて、その彼女に、急に今までとは違う生活を、自分のエゴとして、強いるのは、不可能と考えていたし、そのためには自分の方が彼女の生活に近い形に戻っていかなければならないと考えるようになった。

これは旦那としての責任であり、そのことは死ぬまで遂行しなければいけないことだと思っている。

この12月17日の2つの大きな事件から、日本に帰るという事を考え始め、そのための転職ということを真剣に考え始めた。

転職活動開始

転職活動のノウハウ

  • LinkedInの活用
  • 大手転職サイト経由の申込
  • エージェントの見極め

まず、インドネシアのEPCの会社で一緒に働いていて、先に日本で外資系企業に転職に成功していた方に電話して、転職活動のイロハを教わった。

彼の最初のリコメンドはとにかくLinkedInを充実すること。

様々なエージェントは最近、LinkedInで検索を掛けているそうである、だから、まずはLinkedInを充実させておくことが最も重要なことだと、教わった。

そうして、しばらくすると、LinkedInからリクルートダイレクトスカウトに登録しないか?とのメッセージ。

また、LinkedInに掲載される求人情報から、自分の希望に合う求人に何件か応募してみた。

そしてまたしばらくすると、応募した転職サイトのエージェントから連絡が来るようになった。

キーとなるLinkedInや応募の際に気を付けたこと

齢58での転職、特にコンサバな会社の集まりである日系の会社への転職は難しいと当初から思っていた。
しかし、また、冷静に考えて、日本の社会では未だに通常、60才で定年を迎えるのに、58での再就職が本当にできるのか?という不安感は否めなかった。

しかし、チャレンジしないことには何も前に進めない、そこで以下の事に気を付けるようにした、

  • 何が自分の”売り”になるのか?
  • 需要のある業種を中心に活動
  • 外資系の会社に対して応募
  • 英語力は必然、ビジネス会話以上の実力をアピール
何が自分の”売り”になるのか?

定年と言われる年齢でも継続して雇用しよう、という企業サイドに対する自分の魅力がなければいけない、ここでの重要な事は雇おうとする企業にとって、企業名やポジションは全く魅力にならない、という事である。

実際、小生のキャリアで現職に近い2回の転職は全く、日系の企業ではないし、そのポジションも決して華々しいものでもない、しかし、何を自らしてきて、自らがどういう結果が出してきたのかを、明確に述べることができれば、会社名やそのポジションなど全く関係ない、と言ってよい。

そういう視点でLinkedInの自己紹介を詳細に書き直した。

需要のある業種を中心に活動

自分のいままでの実績の業種にこだわるようでは、この難しい状況の転職は成功しないと考えた、しかし、需要の多い業種ならば、エキスパートの需要が期待できると考え、全く自分の経験でかかわった業種には応募しなかった、というよりそういう業種には既にニーズは無かった。

外資系の会社に対して応募:

日系の会社ではさまざまな年齢による障害があると考えた、つまり、日系の古くからある企業は50才や55才を過ぎた時点から、給与のカットが始まったり、ラインから外れたり、関係会社に転籍になることが通例である、つまり、年代の入れ替えや下の年代からの突き上げがある、この様な社内状況で、58の新規雇用などあり得ない。

こういう視点から考えて、まずは外資系の再生可能エネルギー会社に対して、年収面の納得いく会社から何点か応募してみた。

英語力は必然、ビジネス会話以上の実力をアピール

これは必然、言わずもがな。

もし、この能力なしで外資系の会社を受けようと思うことが間違い。
少なくとも10年以上の海外工事・プロジェクト経験、かつ、日系でない海外の会社と一緒に仕事をしたことのある経験。

LinkedInの記述も英語をメインにし、日本語はそのサブ。
つながりも日本人より外人とのつながりを重視するようにした、つまり、外資系の会社で仕事するために第一の能力である英語によるコミュニケーションは読み書きも問題ありません、とアピール。

もちろん、今回の転職活動でも、外資系中心だったので、ほとんどの面談は、100%英語による実施。

応募以降の流れ、転職エージェントとの付き合い方

  • エージェントとのミーティング
  • エージェントは敵ではないが、絶対に味方ではない
  • エージェントから見離されたら、絶対にもう追わない
  • エージェントから好条件の案件を紹介されたら、即、動く、和文・英文のレジュメの充実、履歴書を常にアップデート

転職エージェントとは

転職エージェントの態度で分かる

転職エージェントとは会社と応募者の間に立って、様々な調整を行ってくれる文字通りエージェントである、基本的に応募者に対しては、無報酬で、エージェントが自ら応募者とまずは面談し、その結果によって、応募者が書類選考を通ると判断したら、会社側に応募者を推薦・紹介し、そして、運よく会社と応募者が契約という状況になれば、彼らエージェントは契約成立した年収の20%程度を成功報酬として、会社側から収入を得る。

面談は全てリモート面談だっ

つまり、エージェントにとって、会社側が完全な顧客で、応募者は単なるソースでしかない。

しかし、そのソースが優秀なものであり、制約した年収が高ければ高い程、彼らの報酬も高くなるので、応募者に対する評価はエージェントの態度見ていれば、大抵の事は分かる。

つまり、まず初めのエージェントとの面談で、彼らがどのような対応をするか?自分を応募した会社にそのエージェントが紹介・推薦してくれるような人物と評価されるかどうか?つまり、先ずはエージェントの目に引っかからなければいけない、そのためには、先にも言ったようにエージェントとの利害関係は、敵ではないが、決して、味方ではないという事、だから、少々、慇懃無礼でも自分の事を強くアピールし、エージェントの印象に残るような話し方をした方が良いように思った。

企業への書類選考

そして、エージェントの目に引っかかるような状況になれば、彼らは無償の応募者に対して、彼らの顧客である、企業サイドを応募者に紹介する、という仕事をエージェントが初めてしてくれるようになる。

彼らは大体、この応募者にはこういった企業を推薦できると即座に判断しているので、自分が持つ企業から、応募者に紹介したり、応募者が応募した企業について条件面や職務を紹介したりしてくれる。

そして、応募者がこの企業に応募すると決断した際に、エージェントは、企業側の書類選考に5分5分以下でも、通る可能性が少しでもあればというような印象を持てば、応募はしてくれる。
つまり、エージェントにとっても、企業側の書類選考は様々な評価ポイントがあるので完全には分からないので、やって見なければ分からないという状況の様である。
だから、エージェントにとって書類選考を通すために、この応募者なら通るかもしれないと判断したら、当たるも八卦でドンドン応募者を書類選考に通す。しかし、まず、この応募者は引っかからない、と判断されたら、自分のReputationにも影響あるので、絶対に応募はしない、つまり、エージェントから無理と言われたら、100%無理なので諦める必要がある。

エージェントとの付き合い方

エージェントは転職者にとって味方でもない、という意味は、つまり、エージェントにとって「コイツは使えねぇな。。」と判断されれば、簡単に捨てられるという事であり、エージェントにその職種や条件は無理ですよ、と言われたら100%無理なので、自分の転職活動を方針から全て見直した方が良いと思う。
彼らのそういう判断は絶対と言っていい程、確実です。

今回の転職活動の具体的な内容・時系列的な話は次回にするが、複数人のエージェント、それも少なくとも10人近くのエージェントをキープしておいた方が良いと思う。

また、先に話したようにエージェントは転職希望者にとってはボランティア活動である、彼らから要求されると思われる、和文職務経歴書及び英文のレジュメ、それと履歴書はいつもアップデートしておき、要求された時には即座に渡せるように準備しておくことが必要。

そして、小生の今までの経験で、書類選考、面接等のプロセスで、書類選考で見送りになった場合、100%と言っていい程、書類が見送りになったエージェントは2度と企業を紹介することはないと言っても過言ではないので、そのエージェントとの付き合いは諦めて新しいエージェントと活動をした方が良い。

書類を通り、面接で見送りになったようなケースでは、その後もエージェントが企業を紹介してくれることもあるが、運という事からも大体、一会社、一エージェント、考えるのが一般的の様な気がする。

だから、転職活動当初はいろいろなエージェントと面談して、エージェントの人となりをこちらも判断し、そのエージェントに転職活動を任せても良いかどうかの振り分けも転職希望者の能力として、養わなければいけないと思う。

次の回には具体的に今回の活動が推移してきたかを紹介したいと思う。

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